早速の補足です。
動画内において出せなかったのですが、拳の握りで最もマズいものがあります。
これです。親指がそれ以外の4本に包まれている形。
昔見た漫画で古武道使いが、『親指を掴まれないために(だったと思うんですが)』こう握ってました。
ですが私見としましては
親指を掴まれるリスク<<<(越えられない壁)<<<親指が折れるリスク
といった感じで非常に危ない気がします。生半に鍛えても多分一発で折れるんじゃないでしょうか?
手を壊す危険のある握りとしては、指の第2関節を使う一本拳や平拳の類だとか、手首部分を打撃に使う鶴頭なんかありますが、これらの比じゃない危なさです。
貫手はあれも訓練の上で正しい突き方をしないと指が折れるのでどっこいくらいと言いたいのですが、それでも訓練すればそれなりに貫手は使えますからきっとこっちのが危ないでしょう。
※一本拳や平拳、貫手など、正拳以外の手技についてはこれから動画で説明できればと思っております。
他の補足点については記事が長くなってきたので折りたたませていただきます。
●なぜ『小指から握りこむ』のか?
動画内では『じゃないと意味が無い』と説明ゼロで納得させていますが、これもちゃんと理由があります。
正拳の拳は極論人差し指と中指の拳頭を強調出来れば、握り方の作法なんて何でも良いんです。
(乱暴な、と怒られそうな発言ですが)
もし『真島クンの圧拳みたいな形』からの握り込みを説明と逆方向(人差し指→小指)で絞り込みますと、明らかにこの強調が薄まり、グー握りと大差なくなります。
特に、小指が全然沈まず、フックなんてした日にはまず小指の拳頭は当たるんじゃ無いでしょうか。
試しに左手は合掌、右手は拳を握って軽くフックを当てると分かると思います。
はい、ここで『フックって何言ってるんだよ空手家』と思って頂ければ幸いです。
確かに普通空手のイメージは正拳突きですよね。試合でもフック・アッパーは禁止している事が多いです。
ですが、空手にフックが無いわけではありません。
『鉤突き』と言いまして、フックのように腕を鉤状にして打つ突きがあるんです。
と、少し話が逸れてしまいました。
詰まるところ、『なぜ小指から握りこむのか』については、『小指からの方がより人差し指と中指の拳頭を強調できるから』となります。
●『奥技』って誤字じゃ?『奥義』でしょ?
細かくは次回までの秘密ですが、誤字ではありません。
変換では普通出てこないので『おくわざ』と打ってますが。
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●拳立て伏せで手首が痛くない角度とも言えますね
→確かにそんな感じです!その例えは思いつきませんでした。
今後お子様や初心者の方に指導する際の参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
その他叱咤激励ツッコミ諸々ありがとうございます。
今後とも精進してまいりたいと思いますのでよろしくお願い致します。
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